- 投稿日:2025.05.26
- カテゴリー: セラミック
1. セラミックの歯が何度も割れるのはなぜ?
2. セラミックの歯が割れたときの正しい対処法
3. セラミックの歯が割れない為にできること
4. 横浜・たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスのセラミック治療
セラミック治療は、自然な見た目で天然の歯に近い審美性を目的とす、修復治療です。しかし、治療をされた方の中には、「セラミックの歯が何度も割れてしまう」「作り直してもヒビが入る」といったトラブルを経験された方もいるではないでしょうか。高額な治療費をかけても繰り返す破損に、不安や不満を感じていることもあるかもしれません。
今回は、セラミックが割れてしまう原因や、割れた際の適切な対処法、再発を防ぐためにできる工夫について詳しく解説していきます。
1. セラミックの歯が何度も割れるのはなぜ?
見た目や機能の面で優れているセラミックの歯ですが、金属と比較すると割れやすいというデメリットがあるのも事実です。特に、何度も繰り返し割れてしまうケースには、いくつかの要因が重なっていることがあります。以下に、その主な要因について説明します。
①食いしばりや歯ぎしりなどの習癖
無意識下での歯ぎしりや食いしばりは、天然の歯にもセラミックの歯にも大きな力が加わり、負担をかけてしまいます。これらの習癖はコントロールが難しく、長期的に続きやすいため、力の負担が蓄積し、セラミックの表面にヒビが入ったり、欠けたりするリスクが高まってしまいます。
②セラミックの素材や土台の状態
セラミックにも種類があり、素材によっては衝撃に弱いものもあります。また、セラミックを支える土台の歯や材料が劣化していたり、虫歯になっていたりすると、噛んだときにたわみが生じ、セラミックが破損しやすくなります。
③過去の治療や使用年数の影響
以前に行った治療のにによりセラミックで修復するスペースが不足していたり、経年劣化により耐久性が落ちている場合にも、割れやすくなります。セラミック自体は耐久性が高い素材ですが、摩耗や接着剤の劣化により、割れたり外れるリスクが上がります。
④過剰な力が加わる状況下での使用
硬い食べ物を好む、前歯で袋を開けるといった、本来よりも力のかかる歯の使い方をすることでも、割れやすくなるリスクが生じます。生活を見直すことで破損リスクを減らすことができる可能性があります。
➄歯並びや顎のズレによる不均衡な力の集中
歯列全体のバランスが悪いと、特定の歯に強い力が集中しやすくなります。セラミックの歯だけに過剰な負担がかかっていると、破損を引き起こす場合があります。
何度もセラミックの破損が繰り返される場合は、これら複数の要因が重なっていることもあります。まずは、原因を特定し対策を講じることが重要です。
2.セラミックの歯が割れたときの正しい対処法
セラミックが割れてしまったとき、焦って対処をしてしまうと、かえって状況を悪化させることがあります。ここでは、割れた際に取るべき行動と注意点について解説します。
①応急処置の方法と避けるべき行動
割れたセラミックの破片が口の中に残っている場合は、誤って飲み込んだりしないように注意しましょう。できれば破片は一旦ティッシュや清潔な容器に保管し、歯科医院に持参してください。欠けた部分を舌で触ると傷がつく恐れがあるため、できるだけ触れないようにしましょう。
➁歯科医院での再治療や修復
割れたセラミックの状態によっては、修復で対応できる場合と、作り直しが必要になる場合があります。軽度の欠けやヒビであれば、コンポジットレジン(樹脂)を用いた修復が可能なこともありますが、大きく割れている場合は被せものの再製作が必要です。また、土台の歯自体に問題がある場合は、根の再治療が検討されることもあります。
③市販の接着剤は使用しない
応急的に市販の接着剤で修復しようとする方もいますが、これは避けるべき行為です。接着剤によって、後の治療が困難になることがあります。
④痛みがある場合の対応方法
割れた部分に刺激が加わると痛い場合は、冷たいものや硬いものの摂取を控えるようにしましょう。痛み止めの市販薬を使用する際にも、必ず歯科医院での診察を前提にしてください。
セラミックが割れたまま放置すると、土台の歯がむし歯になったり、噛み合わせに支障が出たりすることがあります。また、破片が他の歯や歯茎を傷つけるリスクもあります。セラミックの破損に気づいたら、早急に専門の歯科医師に相談し、適切な処置を受けるようにしましょう。
3. セラミックの歯が割れない為にできること
セラミックの破損は防げないと思われがちですが、日常生活や歯科での予防策を取り入れることで、リスクを軽減することが可能です。
①ナイトガードの活用や歯ぎしり対策
就寝中の歯ぎしりや食いしばりが原因でセラミックが割れることは多く、ナイトガード(夜間につけるマウスピース)の使用が有効です。ナイトガードは歯の食いしばりの力を緩和するため、セラミックにかかる負担を減らします。ストレスを感じやすい方などは歯ぎしりが無意識に起きやすいため、歯科医師と相談し、導入を検討しましょう。最近では咬筋ボツリヌス療法により、根本解決できる施術が可能な歯科医院もありますので、ご相談されると良いでしょう.
➁日常生活での注意
セラミックの歯は自然の歯に比べ「硬く弾性が少ない」特徴があり、強い衝撃で欠けたり割れたりしやすいです。氷、フランスパン、ナッツ、アメ玉などの硬い食べ物をその歯で噛むことを、なるべく避けるようにしましょう。また、歯で袋を開ける、爪を噛む、ペンを噛むなどの癖も、セラミックにダメージを与える可能性があります。
➂歯科医院での定期的なチェックと噛み合わせの調整
セラミックが長持ちするかどうかは、噛み合わせのバランスも影響します。定期検診を受けることで、早期に噛み合わせのズレを発見・調整することができます。また、セラミックの表面に小さなヒビが入っていても早期に発見できるため、破損前に対応が可能です。
④メンテナンスとクリーニングの徹底
セラミック自体はむし歯になりませんが、接着部分の境目から細菌が入り込み、土台の歯がむし歯になるリスクがあります。定期的なクリーニングとホームケアを徹底することで、土台の劣化を防ぎ、セラミックの安定性維持が期待できます。
➄セラミックの種類を見直す
現在使用しているセラミックの種類が破損しやすい場合は、より耐久性に優れた素材(ジルコニアなど)への変更を検討してもよいでしょう。歯科医師と相談のうえ、患者さんの噛む力や生活スタイルに合った素材を選びましょう。
➅治療後の過ごし方の見直し
セラミック治療を受けたあとに、どのように歯を使っているかを観察することも重要です。特に、食事の仕方や噛み癖などは、無意識のうちに歯にダメージを与えていることがあります。生活の中で注意を払い、セルフケアの習慣をつけることで、長期的なセラミックの破損リスクを抑えることが期待できます。
4. 横浜・たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスのセラミック治療
横浜市青葉区たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスは、「見た目の美しさ」と「歯の機能の回復」を目的としたセラミック治療を行っております。しかし、最大の目的は、長期間使用できることです。
そのため、州デンタルオフィスでは、個々人の口腔内環境に応じて、綿密な治療計画を作製し、精密根管治療や、咬筋ボツリヌス療法により、お口の内外の状態を整え、その上でセラミック治療を行います。
また、セラミック治療は治療後の定期的なメンテナンスも大切です。
早い段階でのセラミックの不具合や新たな問題点を見つけることは、一度装着したセラミックを長持ちさせることに繋がります。
患者さんのお口の健康を守るため、治療前も治療後も患者さん個々人に合った治療方法を提案をいたします。
万が一装着したセラミックが割れてしまうなどのアクシデントがあった場合でも、州デンタルオフィスでは5年間の保証を付けております。
横浜市青葉区たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスではセラミック治療の他にもオフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、歯肉ホワイトニング、咬筋ボツリヌス治療など見た目とお口の機能を向上させる治療も行っています。
▼州デンタルオフィスのセラミック治療
https://www.shu-dental.jp/treatment/esthetic.html
まとめ
セラミックの歯が繰り返し割れる場合、その背後には噛み合わせのズレや歯ぎしりの癖など、さまざまな要因が関係しています。しかし、正しい対処と予防を行えば、再発のリスクを減らすことができる可能性があります。
横浜市青葉区、たまプラーザ駅周辺でセラミック治療についてお悩みの方は、州デンタルオフィスまでお問い合わせください。
丁寧なカウンセリングと適切な治療計画で、笑顔で過ごせるお口元をサポートします。
監修:州デンタルオフィス
院長 白𡈽 州