- 投稿日:2025.05.08
- カテゴリー: セラミック
▼目次
1. セラミック治療がやり直しになる原因とは
2. よくあるセラミック治療のやり直しケースとその背景
3. セラミック治療の再治療にかかる費用や体への負担・リスク
4. たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスのセラミック治療
天然歯に近い自然な色調で、金属アレルギーのリスクも少ないことから、セラミック治療を選ぶ方が増えています。しかし、「せっかく治療したのにやり直しになることはあるの?」「また同じ費用や時間がかかるのでは?」と不安に感じる方も少なくありません。セラミックは、適切なケアを行えば比較的長期間使用できるとされていますが、状態によっては再治療が必要になる場合もあります。
今回は、セラミック治療がやり直しになる原因や代表的なケース、再治療にかかる負担や注意点について解説します。
1. セラミック治療がやり直しになる原因とは
セラミック治療は、適切なケアとメンテナンスを行うことで、比較的長期間の使用が期待できるとされています。しかし、状況によっては再治療が必要になるケースもあります。以下に、代表的な原因を整理してご紹介します。
①むし歯の再発
治療した歯の内側や周辺にむし歯ができると、セラミックの下で進行し、再治療が必要になる場合があります。保険診療の材質と比較して、劣化は少ない材料ではあるものの、セラミック部位以外からの虫歯の進行で、再発につながるケースがあります。
②歯の破折
神経を除去した歯や、強い咬合力が加わり続ける歯は、根元から割れてしまうことがあります。このような場合、セラミックだけでなく、歯そのものを抜く必要が出てくる場合もあります。
③噛み合わせの変化
年月が経つと、歯のすり減りや周囲の歯の動きにより、噛み合わせが変化することがあります。その結果、セラミックにヒビが入り、痛みや違和感が生じることがあります。
④セラミックの脱離や破損
歯ぎしりや食いしばりなどによって、セラミックが外れたり欠けたりする場合があります。特に強い力が加わる方は注意が必要です。現在は咬筋ボツリヌス療法により、対応が可能です
⑤土台の劣化
セラミックを支える土台(コア)が劣化すると、再治療が必要になります。特に金属製のコアを使用している場合、経年劣化による腐食やむし歯が発生することがあります。
これらのリスクを抑えるためには、非金属の土台(ファイバーコア)による治療や、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けていただくことが大切です。
2.よくあるセラミック治療のやり直しケースとその背景
セラミック治療の再治療が必要となるケースには、いくつかの具体的な状況が挙げられます。それぞれの背景と共に見ていきましょう。
①セラミックの下でむし歯が進行していた
セラミックは表面が滑らかで、プラーク(歯垢)が付着しにくいとされる素材ですが、歯とセラミックの境目から細菌が侵入し、内部でむし歯が進行してしまうことがあります。プラスチックと比較して劣化は遅いですが、10年近く経過すると、交換が望ましい場合が多く見受けられます。
②神経のない歯が割れてしまった
神経を除去した歯は、時間の経過とともに脆くなる傾向があり、噛む力や外部からの衝撃で歯根が割れることがあります。一度割れてしまうと抜歯が必要になるケースが多く、再治療にはインプラントやブリッジといった欠損部位を補うための治療方法が検討されることもあります。
③噛み合わせが変化して痛みが出てきた
加齢や歯の動きにより噛み合わせが変化すると、それまで適合していたセラミックが合わなくなる場合があります。これによって、噛む際の痛みや違和感が生じ、調整や再製作が必要になるケースがあります。
④ナイトガードを使わずに歯ぎしりでセラミックが割れた
歯ぎしりや食いしばりがある方がナイトガード(マウスピース)を装着せずに過ごすと、セラミックに過度な力がかかり、破損してしまうことがあります。歯科医師の指示に基づいたケアが重要です。
最近は咬筋ボツリヌス療法による対策が第一選択となる医院が多く見受けられます。
⑤土台ごとぐらついてきた
セラミックそのものに問題がなくても、支えている歯根や土台(コア)が劣化すると、歯全体がぐらつくことがあります。こうした場合は、土台の再製作と合わせてセラミックの再治療が必要になります。
これらの不具合は、年数の経過による変化や日々のセルフケアが不十分なことによって起こることがあります。治療後も定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることで、再治療のリスクを抑えることにつながります。
3. セラミック治療の再治療にかかる費用や体への負担・リスク
セラミック治療の再治療には、見た目だけでなく、費用や身体的・精神的な負担も関わってきます。以下に、再治療時に想定される代表的なポイントを整理してご紹介します。
①費用の負担
セラミックは自由診療のため、再治療に際しても内容によっては数万円〜十数万円の費用がかかることがあります。症例によっては土台の再構築や根の治療、さらにはインプラントやブリッジといった別の選択肢が検討されることもあります。各クリニック毎に保証が設定されていると思いますので、担当医に確認が必要です。
②歯や歯根へのダメージ
再治療の際には、既存のセラミックを削って除去したり、さらに歯質を削る必要がある場合があります。その結果、残存歯質が少なくなり、歯へのダメージが蓄積することもありますが、一般的にはセラミック治療の場合、拡大鏡や、マイクロスコープを使用して治療にあたる先生の元で治療を受けるのが望ましいでしょう。
③根管治療のやり直し
歯の内部に感染が見つかった場合、根管治療(歯の神経・根の治療)を再度行う必要があります。この治療には複数回の通院が必要となり、体力的・時間的負担を感じる方もいます。そのため、最近では根管治療を専門に行うクリニックもあり、根管治療を完了させてからセラミックを装着できる環境もクリニックによっては用意されています。
④精神的ストレス
「また治療が必要になった」「今度は長持ちさせたい」という思いから、精神的なプレッシャーを感じるケースもあります。このような不安が、通院をためらう要因になることも考えられます。そのため、保証内容などの詳細を説明してくれる、契約書のある医院で治療を受けることが大切です。
⑤土台の状態による影響
セラミックそのものに問題がなくても、支えている歯根や土台(コア)が劣化した場合は、セラミックを再製作する必要があります。状態によっては、より高度な治療計画が必要になる場合もあります。
事前の治療計画を説明してもらうことで、お互いの齟齬がないよう、説明に時間を用意してくれるクリニックで治療を受けることが大切です。
4. たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスのセラミック治療
横浜市青葉区たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスは、「見た目の美しさ」と「歯の機能の回復」を目的としたセラミック治療を行っております。しかし、最大の目的は、長期間使用できることです。
そのため、州デンタルオフィスでは、個々人の口腔内環境に応じて、綿密な治療計画を作製し、精密根管治療や、咬筋ボツリヌス療法により、お口の内外の状態を整え、その上でセラミック治療を行います。
また、セラミック治療は治療後の定期的なメンテナンスも大切です。
早い段階でのセラミックの不具合や新たな問題点を見つけることは、一度装着したセラミックを長持ちさせることに繋がります。
患者さんのお口の健康を守るため、治療前も治療後も患者さん個々人に合った治療方法を提案をいたします。
万が一装着したセラミックが割れてしまうなどのアクシデントがあった場合でも、州デンタルオフィスでは5年間の保証を付けております。
横浜市青葉区たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスではセラミック治療の他にもオフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、歯肉ホワイトニング、咬筋ボツリヌス治療など見た目とお口の機能を向上させる治療も行っています。
▼州デンタルオフィスのセラミック治療
https://www.shu-dental.jp/treatment/esthetic.html
まとめ
セラミック治療は、見た目の自然さと機能性のバランスから選ばれることが多い治療法ですが、むし歯の再発や破損、噛み合わせの変化などによって、再治療が必要になるケースもあります。再治療では時間や費用、身体への負担が生じる可能性があるため、治療後のケアと定期的な受診が欠かせません。
横浜市青葉区、たまプラーザ周辺でセラミック治療の再治療やご相談をご検討中の方は、たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスへお問い合わせください。丁寧なカウンセリングと検査を通じて、一人ひとりに合った治療をご提案いたします。
監修:州デンタルオフィス
院長 白𡈽 州