Blog

前歯4本のセラミック治療のメリットとデメリット、治療の流れを解説

前歯4本のセラミック治療のメリットとデメリット、治療の流れを解説

▼目次

 
人の印象は見た目が8割と言われ、特に前歯は笑ったときや会話中によく見えるため、見た目の印象に影響しやすい部分です。
そのため、前歯の色や形、歯並びが気になる方の中には、セラミック治療を選択肢として検討することもあるのではないでしょうか。
特に前歯4本のセラミック治療は、左右のバランスを整えやすく、顔の印象が変わったと感じる方もいます。一方で、費用やリスクについて不安を感じている方も少なくありません。今回は、前歯4本のセラミック治療について、メリット・デメリット、治療の流れまで解説します。

1. 前歯4本のセラミック治療のメリット

 
セラミック治療は、審美性や機能性の治療法として広く知られています。特に前歯4本の治療は、見た目の印象に影響を与えやすいことから、セラミック治療を選択肢に挙げられることがあります。

 
①見た目に配慮した仕上がりが期待できる

セラミックは光を透過する性質があり、天然の歯に近い透明感と色調を持っています。特に前歯4本を同時に治療することで、色や形のバランスが取りやすく、自然な仕上がりに近づけることを目指します。

 
②他の素材よりも着色や変色がしにくい

セラミックはプラスチックと比べて表面が滑らかで、コーヒーやワイン、タバコのヤニなどによる着色に強いという特徴があります。
 
③金属アレルギーに配慮されている
 
オールセラミック素材を使用すれば、金属を一切使わずに治療が可能です。そのため、金属アレルギーの方や、薬剤による変色歯の方への適応は良いでしょう。
 
④バランスの調整がしやすい

前歯4本をまとめて治療することで、左右のバランスや歯の形態を整えやすくなります。また、噛み合わせの調整がしやすく、機能面への配慮もされています。
 
⑤適切なケアを行うことで、長く使える可能性がある
 
適切なメンテナンスを行えば、セラミックは10年以上の長期使用も可能と言われています。強度が高く、破損しにくいとされています。
 
 

見た目だけでなく、健康面や機能性も含めて改善したい方にとって、前歯4本のセラミック治療は選択肢の一つとなります。
 
 

2.前歯4本のセラミック治療のデメリット

 
前歯のセラミック治療には多くのメリットがありますが、すべての方に適しているわけではありません。治療を検討する上では、デメリットや注意点をしっかり理解しておくことが大切です。
 

①健康な歯を削る必要がある

セラミックを被せるためには、土台となる歯をある程度削る必要があります。これは歯の寿命を縮めるリスクにもつながるため、慎重な判断が求められます。
 
②衝撃により割れる可能性がある
 
セラミックは硬い素材ですが、強い衝撃や無理な力が加わると、欠けたり割れたりすることがあります。歯ぎしりや食いしばりが強い方には、追加の対策が必要になることがあります。
 
③治療期間がある程度必要
 
前歯4本を一度に治療するため、精密な型取りや仮歯の装着など、複数回の通院が必要になります。治療期間は個人差がありますが、数週間〜数か月かかることもあります。
 
④見た目の仕上がりに差が出る
 
油絵のようにいるを何層も重ねて仕上げる(レイヤリング)もしくは表面に簡易的に色付けする(レイヤリング)により、見た目の仕上がりに差がでることがあるため、歯科医師としっかり相談することが大切です。皆さんのイメージと合う素材と方法を相談し、理解してからご自身に合った選択をすることで、納得のいく仕上がりにつながりやすくなります。
 
 

3.前歯4本のセラミック治療の流れ

 
前歯のセラミック治療は、見た目の改善を目的とした審美治療であると同時に、噛み合わせや口腔内のバランスにも影響を与えるため、計画的かつ丁寧な治療が求められます。以下に、前歯4本のセラミック治療のおおまかな流れを紹介します。
 
①初診・カウンセリング

まずは歯科医院でカウンセリングを行い、患者さんの希望や悩みを詳しく伺います。色や形、並び方などの希望をヒアリングした上で、セラミック治療が適しているかを診断します。この段階でレントゲンや口腔内写真を撮影し、歯や歯ぐきの状態も確認します。
 
②治療計画の説明と見積もり提示

診断結果をもとに、治療の具体的な流れや使用するセラミック素材(ジルコニアやe.maxなど)、治療期間、費用などについて説明があります。不明点や不安な点があれば、この時点で確認しておくことが大切です。
 
③形成(歯を削る処置)と仮歯の装着

 
セラミックの被せ物を装着するために、対象となる前歯4本の形を整えます。削る量は歯の状態や素材によって異なりますが、必要最小限にとどめることが原則です。形成後は仮歯によって、治療が終了するまでの間も見た目や噛みやすさに配慮します。
 
④型取りと色合わせ

 
歯の形に合わせたセラミックを作製するため、精密な型取りを行います。同時に、周囲の歯の色に合わせた自然な色合いになるよう、色合わせも行います。歯科技工士との連携が重要な工程です。
 
⑤セラミックの装着

 
完成したセラミックを実際に装着します。歯との接着には専用のセメントを使用し、隙間ができにくいように配慮して固定をします。装着後は噛み合わせの確認や微調整を行い、違和感がないように仕上げます。
 
⑥メンテナンスと定期検診
 
セラミックを長く使用するためには、日常のケアと定期的なチェックが欠かせません。装着後は半年〜1年ごとの定期検診で、状態確認やクリーニングを行うことが推奨されます。
 
 
このように、セラミック治療は数回にわたる通院が必要ですが、一つひとつの工程を丁寧に進めることが大切です。

 

4. 横浜・たまプラーザの歯医者州デンタルオフィスのセラミック治療

 
横浜市青葉区たまプラーザの歯医者、州デンタルオフィスは、『見た目の美しさ』と 『歯の機能の回復』を目的としたセラミック治療を行っております。しかし、最大の目的は、長期間使用できることです。
そのため、州デンタルオフィスでは、個々人の口腔内環境に応じて、綿密な治療計画を作成し、精密根管治療や、咬筋ボツリヌス療法により、お口の内外の状態を整え、その上でセラミックによる修復を行っています。セラミックの治療は全て院長が対応し、セラミック製作を専門とする歯科技工士と連携し、精度や審美性に配慮した技工物をご提供しています。

 
また、セラミック治療は治療後の定期的なメンテナンスがとても大切です。
セラミックを長持ちさせることの秘訣は、早い段階でのセラミックの不具合や新たな問題点を見つけることです。
州デンタルオフィスでは、患者さんのお口の健康を守るため、治療前も治療後も患者さんそれぞれに合った方針を提供しています。
万が一装着したセラミックが割れてしまうなどのアクシデントがあった場合でも、州デンタルオフィスでは5年間の保証を付けており、安心して治療を受けられる制度も整えています。

 
横浜市青葉区たまプラーザの歯医者州デンタルオフィスではセラミック治療の他にもオフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、歯肉ホワイトニング、咬筋ボツリヌス治療など見た目とお口の機能を向上させる治療も行っています。

 
▼州デンタルオフィスのセラミック治療
https://www.shu-dental.jp/treatment/esthetic.html
 
 

まとめ

 
前歯4本のセラミック治療は、見た目の改善だけでなく、噛み合わせや機能面の向上も期待できる治療方法です。一方で、費用や歯の削合、破損リスクなど、いくつかの注意点も存在します。治療を検討する際は、メリットとデメリットの両面を理解し、自身の口腔状態に合った方法を選ぶことが大切です。

横浜市、たまプラーザ周辺で前歯4本のセラミック治療についてお悩みの方は、州デンタルオフィスまでお問い合わせ下さい。

 

 

監修:州デンタルオフィス
院長 白𡈽 州